ヘアサイクルの仕組み

髪の毛は、個人差はありますが1日に0.3mmから0.4mmぐらい伸びていきます。
伸びる速度は、毛髪の部位によって若干の差があり、頭頂部が最も速く、次が側頭部です。
平均すると毛髪は1ヶ月に1cm、1年間で12cmほど成長します。
1本の髪の毛は、そのままずっと成長し続けることはなく、2〜6年で自然に抜け落ち、新しい髪の毛に生え替わります。
これがヘアサイクル毛周期)です。

@ 成長期
髪が生えてから成長を続けているのが成長期で、期間は2〜6年間です。成長期の髪の毛は、頭髪全体の90%ぐらいを占めています

A 退行期
毛母細胞の分裂が急激に衰え、髪の毛の成長が止まるのが退行期で、期間はおよそ2週間ぐらいです。頭髪全体の数%を占めています。

B 休止期
毛母細胞の細胞分裂が完全に止まり、髪の製造がストップした状態です。期間はおよそ3ヶ月続き、その後に同じ毛包において成長期がはじまり、その時に古い毛髪が抜け降りていきます。休止期の髪の毛は頭髪全体の約10%を占めます。

頭髪は以上のようなヘアサイクルを繰り返しています。
人は一生のうちに15回ほどヘアサイクルを繰り返しますが、一つ一つの毛包が独立したヘアサイクルを営んでいるので、通常は一定の髪の毛が抜け落ちても、同じくらいの量の髪の毛は新しく生え変わり、他の哺乳類動物のように、一斉に抜け落ちて生え替わるようなことはありません。
例えば、髪の毛が10万本あるとすると、約10%に当たるおよそ1万本が退行期と休止期に当たり、休止期から成長期に移行する3ヶ月の間に、およそ1万本の髪の毛が抜ける計算になります。
これは1日に平均80〜100本の毛が抜けることを意味しますが、この程度の抜け毛は自然なヘアサイクルによる、正常な抜け毛(自然脱毛)の範囲内にあると言え、特に心配する必要はありません。

しかし、AGA男性型脱毛症)の人になると、このようなヘアサイクルに狂いが生じ、ヘアサイクルの期間が短くなっていきます。
つまり、本来なら2〜6年かけて成長する髪の毛が、数カ月〜1年など短い期間で成長を止めてしまい、そのまま退行期・休止期に入って抜けてしまうのです。
髪が成長しきる前に抜けていくので、髪の毛は少しずつ細くなり、本来の硬毛から軟毛化したり、頭皮の外側まで伸びて来なくなったりすることで、本数はそれほど減っていなくても地肌が透けやすくなり、いわゆる薄毛の状態になります。
ただし、ヘアサイクルの異常により薄毛になるのは、男性は頭頂部から前頭部にかけてであり、女性は頭頂部付近に限られることが多いです。

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